八尾町 おわら風の盆

昔のおわら風の盆

 
今でこそ全国より観光客が訪れるおわら風の盆ですが、店主が小さい頃は観光客も非常に少なく、町のお祭り色がとても強かったことを覚えています。
 
当時は前夜祭も無く、9月1日から3日の間は踊りに参加する同級生が12時で下校していくのを見ていました。
クラスに残っているのは踊りには参加しない子たちと、商売をしている家の子たちだけで、通常通り授業を行い、友だちと祭りに行く約束をして帰宅したものです。
私も玉天を包むやら様々な手伝いをした後、友達と出かけ露店で夕食を済ませ、踊りを見たり露店で遊んでいました。
子供心に、踊り手と唄い手も各々の町の代表であると、誇りを胸に踊っていた姿に憧れを抱いた思い出もあります。
 
今でも豊作の祈りと共に、各町の発展と受け継いできた誇りを胸に、風の盆を迎えているのです。

町の歩き方
 
八尾の町を歩くときには、その町が昔はどんな役割を持った町であったかを知った上で歩くと、また違った発見があるかもしれません。
例えば上新町は元々商人の町であった為、今もなお土蔵が多く残されています。
又、西町は宿町で、今なお老舗の旅館がある町です。
当時の人たちの生活を想像するのも楽しいものです。

八尾町 おわら風の盆

八尾各町のぼんぼり

 
八尾の町で迷ってしまったら道の両脇にあるぼんぼりをご確認ください。
町名が書かれていますので、そこから地図と照らし合わせると迷うことなく、各町をまわって頂けます。
 
 

天候と胡弓のこと

 
風の盆の期間中は天候が崩れやすい時期です。小雨が降りやすく、町流しを中断することも稀ではありません。
そこでよく聞く声が、小雨でも踊れるだろうという声です。
 
確かに、踊れない事は無いのかもしれません。しかし、おわら踊りに必要不可欠な楽器である胡弓は非常に湿気に弱く、一粒の雨粒でも中断せざるを得ないのです。
 
風の盆の時期以外でも、着物などを保管する際に使われる桐の箱に入れて保管し、時々取り出しては手入れを行いつつ空気に触れさせて乾燥させるなど、とても慎重に保管しているそうです。
おわら風の盆はどれか一つが欠けてしまっては、あの独特の哀愁ある風情を感じることは出来ないのです。
雨が降ってしまったら、非日常的な八尾の街並みに酔いしれるのも一つの楽しみ方です。

八尾町 おわら風の盆

フラッシュでの撮影を禁止にしている理由
 
周りも暗い上、笠を被り視界がさらに暗いなかで踊っている踊り手さんにとって、カメラのフラッシュはとても眩しく、立ち眩み等の体調不良の原因となってしまいます。
踊り手たちの体調を考慮して、町としても禁止せざるを得ないのです。
 
観光に来ているのだから、きれいな写真を撮影するために必要だと思われる気持ちもわかります。
ただ、おわら風の盆の本質は、秋の収穫期に風を納める為の祈りを込めた踊りという事です。町の行事として受け継がれ、発展してきたお祭りですので、町のルールにのっとり楽しんで頂くことが一番かと思います。
 
 
フラッシュ撮影が可能な日
 
八尾町と旅行会社で企画している「月見のおわら」というツアーがあります。
こちらは八尾町を盛り上げていく為に県内外の観光者向けに企画されたものですので、フラッシュ撮影は可能なようです。
素敵な踊り手さんの写真を撮りたい場合には、月見のおわらの時期にお出かけされるのが良いかもしれません。
 
 
写真撮影場所のコツ
 
最も近くの良い場所で写真が撮りたいのであれば、各町の公民館の近くでシャッターチャンスを狙うのもいいかもしれません。
踊り手の方々も、朝から晩まで踊り続けているわけでは無く、休憩や夕食後には必ず各町の公民館より出発されます。
むやみに道で構えているよりは、公民館前で構えていた方が良い場所で撮影できる確率が上がります。
又、出発される時間は風の盆の公式サイト他、現地で配布されているスケジュール表にも記載されておりますので、ぜひご覧ください。